LOS VAN VAN ジャパンツアー2006を完全燃焼するために音楽を聞き込んでおきましょう!
コンサートを楽しむためのお薦めCDです。
まず、昨年リリースされた「Chapeando」。
ジャケットの Juan Formell の持っている鈎型の枝はガラバトといって鎌を模したもので、キューバの土俗宗教サンテリアの神の一人、エレグアが手にしているもの。エレグアはこれで草を刈って道を開くと言われています。Juan
Formell の後ろには1本の長い道が開かれています。LOS VAN VAN が、音楽界でつねに新しい道を開拓して今日まで来たということでしょう。
さらに、裏ジャケットには星形に草が刈られています。長い道のりをつねに進化しながら、スターに到達したということなのでしょう。
確かに30数年の間、つねにキューバ国民に熱望されるというバンドは他にはいないでしょう。
(VAN VANのコンサートはキューバでも一番高い入場料ですが、いつも満員です)
2001年にLOS VAN VAN の看板と言われたボーカルのPEDORITOが抜け、その後に入ったのが、ボーカルのレレとジェニー。
VAN VANはペドリート、マジート、ロベルトンの3トップと信じて疑わなかったキューバ国民はショック!!ええっ!白人系キューバ人と女性ボーカル!?
実はマジートがソロアルバム出した頃から分裂が噂されていました。なんせキューバにはゴシップ雑誌なるものはないのですが、その代わりに噂がすごい勢いで広まるんです。
で、2000年のホテル・ナシオナルで行われたコンサートではマジートがペドリートとに舞台の上で文句を言っていて、ハラハラしました。
マジートが抜けると噂されていましたが、結局はぺドリートでした。
ペドリートが抜けたことで今までの VAN VAN のイメージが崩壊してしまい & VANVANからプピが抜けてしまった状態を見ていて、ああ、VAN
VAN はもう終わりか、と誰しもが思いました。
ところがJUAN FORMELLはすごい!!
新しい VAN VAN が再生しました。
この「CHAPEANDO」は再生第1弾の秀作です。
11曲目のロベルトンの「VEN,VEN」は2003年のヒット曲。2004年はレレの「Anda ven y quiereme」と名曲が生まれ、「CHAPEANDO」の誕生になりました。
3曲目のジェニーが唄う「Despues de todo」は Juan Formell の昔の恋人に作った曲だそうです。去って行った恋人を唄う哀しい曲ですが、美しいメロディラインと切ない歌詞が心に響きます。ジェニーも
NG La Banda 時代の落ち着いた歌い方に戻り、いい感じです。(チョイ酔いでまったり踊ると気持ちいいです)
去年の東京公演を終え、ボーカルのロベルトンと飲みに行く機会がありました。
東京公演では時間の関係かアンコールが演奏されなかったのですが、アンコール曲は「Chapeando」だったんでしょう?と聞くと、にっこり頷いていました。
今年は、ロベルトンの「Chapeando」聞きたいですねえ。
(2006年06月08日)